お墓 墓じまい

墓じまい

目次墓じまいについて一般的な墓じまいの流れ①遺骨の行き先を検討②改葬許可証の申請③ 閉眼供養の後、遺骨取り出し〜遺骨行先に再埋葬④ 解体工事開始〜終了後、墓所管理者に返納墓じまいの価格について粉骨サービス 墓じまいについて 墓じまいのご相談が非常に多くなっております。現在は遠隔地にお住まいの方が群馬県内の墓地を整理する事も多いです。 実際に墓じまいをする時の手続き、遺骨の管理等個々に状況も違うため、個別にご相談対応いたします。 最適な墓じまいの流れと金額をご提案させていただきます。 一般的な墓じまいの流れ ...

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お墓 リフォーム・修繕

倒壊の危険があるお墓の修繕

とある日の日曜日、お寺さんから「大至急来てくれないか」とのお話がありました。 到着すると、和尚さんと今回のお施主様となるお墓の持ち主の方が何やら神妙そうにお話をしています。 早速内容を伺うと、このお施主様のお墓の裏側の方から、「背面の外柵が倒れて来そうだから早めに修理してくれないか」との事でした。 私とお施主様、和尚さんの三人で実際に現場を確認すると、確かにお墓背面の壁が高く、傾いて今にも倒壊しそうです。 よく見てみると大切な基礎に所々割れが見られ、軽量ブロックで作られた土台も風化が進んでいるため、対応年 ...

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カタログ

桜井石材店カタログ【2024年版】

当店のカタログをどなたでもダンロードする事ができます。 下記ダウンロードボタンより保存してください。 fb2838013a6186210423f17265951696ダウンロード A4サイズ PDF(5.4MB) 桜井石材店カタログ【2024年版】を見てみる

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お墓 リフォーム・修繕

遠隔地からの墓地工事〜県外からのご相談

昨今の新型コロナウィルスにより当店も少なからず打撃を受けましたが、その中で強いて良かった点を挙げれば、これを機に会議やお打ち合わせなどのリモート化が進んだ所でしょうか。多くの企業様はもう既に当たり前のことだったかもしれませんが、当店のような小規模経営の個人店ではやろうと思っていてもなかなか進めることができませんでした。 当サイトも2020年春、最初の自粛期間の時間を使って立ち上げたものになります。その他にもこれまで想像もしていなかったオンラインリモートでお打ち合わせなど順次対応できるようになりました。 私 ...

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お墓 リフォーム・修繕 墓地 洋風

『狭所』洋風墓地工事(1m×1m) 

目次墓所が小型化する理由とメリット施工前の状態なぜ建て替えに至ったのでしょうか?施工面積そのままに『和』と『洋』を選ぶ施工後の状態 墓所が小型化する理由とメリット 現在ニュースや各メディアで墓地の小型化についてよく耳にすると思います。 人口の多い大都市では骨壷だけを預けるマンション型や郵便ポストサイズなどもありますが、当店のある群馬県などの地方都市では一族の繋がりがまだ比較的強いせいか、基本的に大型の墓所が多い傾向にあります。 しかし近年になり各家族か進んでいる市街地に近い墓所などは段々と小型化が進んでい ...

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お墓づくりの流れ

【ご相談〜完成まで】お墓ができるまでの流れ

一生のうちに何度もお墓を建てる方はそう多くはいらっしゃいません。皆さん一生に一度の事かと思います。 お客様より「お墓を作ろうと思うけど、どうしたらいいかわからないよ」という声をよくお聞きしますので、今回は初めてのご相談からお墓ができるまでの流れを紹介します。 ぜひお墓づくりの参考にしてください。 目次初回ご相談〜打ち合わせ(2〜3週)初回ご相談建設予定地(墓所)の調査打ち合わせご契約〜石の発注(約3週)ご契約発注工事着工〜完成(約1週間)基礎工事着工石工事着工完成お引き渡し後のお手入れや注意点まとめ 初回 ...

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お墓

納骨・戒名彫刻

目次一般的な納骨時の準備品納骨と墓誌への戒名彫刻のご依頼墓誌彫刻原稿書を使用される場合メールにてのご依頼納骨・戒名彫刻 専用フォーム納骨・戒名彫刻の料金 一般的な納骨時の準備品 納骨時に何を用意するのか、よくご相談を頂きます。 ここでは四十九日法要後、お墓の方で納骨するにあたっての一般的な準備品をご紹介しますので参考にしていただけたらと思います。 尚、以下は仏事での準備品になりますが神事等の宗教や宗派によっても違いがある場合もございますので詳しくは菩提寺様の方にお問い合わせ下さい。 遺骨   ※必須 お線 ...

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お墓

当店の『人気石種』TOP5!

そういえば石の種類って言われても、白とか黒とかしか気にした事なかったわね。 そうですよね〜ほとんどの方は石のことってあまり考えた事ないと思います。 それではみなさんがどんな石を使ってお墓を作っているのか紹介しますね! いしぞうくん 現在、流通の発展によって世界中から数えきれない種類の石を手に入れることができます。しかしお墓に用いられている石種は全国的にもかなり限定的なのが実情です。 なぜなら〝価格〟〝品質〟〝埋蔵量〟などの理由で安定したものをお勧めしているからです。 よく霊園などで見かける石は、石屋さんが ...

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お墓 リフォーム・修繕

お墓のリフォーム

現在お墓を持っている方にとって、ご先祖様より受け継いだ墓石を残し、傷んでいる部分のみを新しい石に替えたいというご要望も少なくありません。なるべく既存の石を有効に使いつつ傷んでいる部分を交換、併せて不都合だった箇所を改善します。 目次リフォーム例【その1】リフォーム例【その2】リフォーム例【その3】リフォーム例【その4】墓じまいについて粉骨サービスについて リフォーム例【その1】 Before 石塔まわりの大谷石が風化したので外柵だけを交換したい階段まわりが特に劣化しているので心配納骨室入り口が狭すぎて骨瓶 ...

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お墓 リフォーム・修繕

よくあるお墓の悩み

目次こんなお墓の悩み、ありませんか?石の風化、劣化植木の管理外柵のいたみ納骨室の水階段の昇降が危険草むしりが大変目地が切れて(はがれて)いる苔でよごれて見える石の変色(光沢がなくなった)『お墓の悩み』まとめ こんなお墓の悩み、ありませんか? 現在お墓を持っていて建て替えをしたい。 実家(又は本家)のお墓があるが、自分の家族のものがないので新しく建てたい。 実家は遠方でお墓参りに行けないので地元で建て直したい。 以上のようにお客様のお墓を作る動機は様々ではありますが、どんな方でもご先祖様がいらっしゃる以上、 ...

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お墓 地震

東日本大震災を忘れない。〜あれから10年、私たちの教訓〜

月日が経つのは早いもので、あの想像を絶する犠牲者と被害をもたらした東日本大震災より今年で10年になろうとしています。

日々の暮らしの中、また昨年からのコロナウィルス流行により少しづつあの時の衝撃、気持ち、防災に対する意識など薄らいではいないかと再確認する節目でもあると思います。

私自身は群馬県前橋市で震度5強を経験しましたが、実際に震度6強を経験した東北の皆様の経験を思うと想像に余りあります。

この記事中の写真により不快な思いをされる方もいらっしゃると思いますので公開を悩みましたが、石材店という立場からでも当時の前橋市の被害を通じて地震の怖さを通じ、この教訓から日々の生活の中に『防災』の意識を再確認する事を目的としています。

お墓建立当時と現在の施工を比較批判する事は今回は意義がありませんので、そういった指摘や集客目的の意図ではないことをご理解頂ければ幸いです。

この記事の趣旨

墓所における地震被害を通じて地震の怖さをもう一度思い出し、備えるよう心がけましょう。

震度5強での墓地被害

石塔の倒壊・ずれ

石塔、特に棹石はお墓の最上段にあるため最も地震に弱い所となります。

高いところからの落下であるためその破壊力、エネルギーは凄まじいものになります。

棹石自体も重量があるため、落下時に触れたものは全てなぎ倒し、破壊してしまいます。

外柵の倒壊・ずれ

写真を見て想像してください。もし、この通路に自分がいたら。。。。。

外柵材はお墓の部品の中でも大きく、重量も重いものになります。単純に落ちてしまっただけでも危険ですが、これが揺れにより振り子のように加速して落ちてきたらと思うと恐ろしいです。

ちなみに今回の写真には紹介できないのですが(紛失してしまいました)重量が非常に重い“石”という特性上、アンカーボルトを打ち込んだステンレス製の耐震金物も飴の様にグニャリとねじ曲がってしまっています。ただ、倒壊は避ける事ができたようです。

灯籠、過去碑などの倒壊・ずれ

墓地の中では比較的小さく感じる灯籠などの付属品も、地震のエネルギーにより大きな破壊力になります。

その他被害写真

思い起こせば10年前の震災当時は今のようにスマホは普及しておらず、手軽に高画質な写真を残すことができませんでした。以下はガラケーでの写真撮影のため画質が荒く、少し見づらいのですがその他被害写真になります。

揺れによる本当の怖さを理解しておこう。『共振』とは?

倒れるだけではなく、吹き飛ぶ怖さ

以下の写真4枚は同じ現場なのですが、修理のご依頼を頂いた際、被害状況を撮影したものです。

基本的には外柵まわりが下に滑り落ちてほぼ壊滅、石塔も動き、灯籠も倒壊といった状況でした。

黒御影の外柵材、人為的にやろうとしてもこれほど大型重機で余程の衝撃がないとこれほどまでに壊れません。倒れたというより石材自体が吹き飛んでいるのに地震エネルギーの恐ろしさを感じます

なぜこれほど地震で石が吹き飛んでしまうのか

単純に地震で倒れたのではなく、共振(石と石同士が共鳴して揺れのエネルギーが一気に増幅される現象)が起きたと考えられます。

共振とは?

例えば洗濯機を思い起こしてみてください。洗濯を開始し、しばらくはモーターによる小さな揺れがあると思います。しかし、ある一定の揺れのところでモーターの振動とドラムが回転する振動の周期(揺れ)がピッタリ一致した時、エネルギーが増幅され洗濯機自体が揺れ出す時があります。これが共振です。

この現象が地震時に墓所内、家庭内、至る所で起きているのです。

つまり、地震による災害時はありとあらゆる物体が凶器となって飛んでくるのです。

手抜き工事が発覚する一幕も

余談にななりますが上の写真の土台部分を見ていただくと、板石が剥がれかかっているのが分かると思います。施主様は今まで無垢の石だと思っていましたが、実際は土台部分がブロックに板張りをしているものでした。

県内某大手メーカーさん製で建立当時、最後に大幅値引きの提示があったため決めたそうです。私はメーカーさん自体が悪徳業者とは思いませんが、そこに携わった営業マンの裁量(成績などの都合)で起きたことだと思います。とは言ってもお施主様にとっても業者さんにとっても、お互いを信用しない限りは前に進みません。

実は私は建築の営業畑出身ですので経験上、会社で選ぶよりもそこに携わる人を選んでお買い物をされることを強くお勧めします。

教訓を生かして今できる事は?

震災中心地にいなかった私がこのような記事を書くのも大変おこがましいのですが、私たちが当時の写真を敢えて見聞きし、できる事といえばこれを教訓にして災害に対する意識を持ち、普段から防災対策を実行し、そして恐ろしさを後世にも伝えていくことに他なりません。

どんな災害でも被災してしまった方々は、いつか来るかなと思ってはいたが、『まさかあの日、あの時だとは思わなかった』と思うはずです。実際に私の被災してしまった友人も言っていました。

ポイントはまさにそこだと思います。

今回本当にお伝えしたい事は、お墓に限ったことではありません。


例えば日頃より

  • 自治体の災害マップ等確認し、避難先を決めておく
  • 定期的に避難ルートの確認と訓練をする
  • 高齢者や小さなお子様がいる家庭は特に避難の段取り、連絡先を決めておく
  • 防災グッズを集めておく
  • 防災用食料の備蓄
  • 家の中の物の配置、揺れたら危険か見直してみる
  • 住宅や門柱、お墓等構造物の耐震化をしておく
  • アラート(警報)を軽視しない

など、今やっておける事はたくさんあるはずです。


奇しくも人の死に立ち合わせて頂く機会がある石材店という立場だからこそ、震災で命を失ってしまった方々、被災されてしまった方々の思いを無駄にしないよう、今私たちができることをお伝えさせていただきました。

引き続き、微力ながらできる範囲の支援を続けさせていただきたいと思います。

これからお墓を建てる方向けガイド

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