お墓を買おう！と思った時、まず墓地選びに頭を悩ませますね。
墓地というのはどこでも開発できる訳でもないため、好きな所に好きなお墓を作ることは法律上できない事となっています。
新たに墓地を開発すると近隣住民の資産価値も落としかねなかったり、一度地目を墓地にすると将来その土地は“元墓地だった”という事で永久に売れませんよね。
もしお住まいのお隣が急に墓地になったらと考えると、その厳しさがご理解いただけると思います。
そんな訳で、今回は墓地選びの際に最も身近で人気のある『市営霊園・嶺公園』を紹介したいと思います。
尚、よく見かける個人墓地や集団霊園はそのご家族やその地域にお住まいの方限定の墓地ですので買うことはできません。※集団霊園は自治会などで管理している場合が多いので地元にある場合はご近所の自治会役員さんに尋ねてみるといいと思います。
目次
墓地は買えない？永代使用料とは
墓地を買う前にまず知っておきたい事なのですが、一般的に『墓地を買う』という表現をしますが、正確には『永代使用料』と言って返納する意思があるまで永代に渡って使用できる権利を買う事を言います。墓地は宅地や田畑のように個別に登記済権利書がありませんので自分の土地ではない事を覚えておきましょう。
※登記がありませんので登記費用もありませんし不動産取得税などもありません。
※この記事内ではわかりやすく墓地を買うという表現をしています。
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市営霊園と境内墓地（お寺）、どっちがいいの？
お寺さんの境内に墓地を買う
さて、早速ですが一般的に選択肢になりうるお寺さんの境内墓地と市営霊園墓地を比較してみました
お寺の境内墓地のメリット
- 自宅から近い場合が多い（菩提寺に作る）
- 法事の後、お墓へのバス移動がない
- 住職さんにお墓の状態を直接把握してもらえる
- お彼岸とお盆の渋滞がほとんどない
基本的に「うちは近所のお寺さんの檀家だから（菩提寺に作る場合）」っていう場合が多いかもしれませんが、まだどこの檀家さんにもなっていない場合は自宅からの距離や料金、もちろん宗派も選ぶ事ができます。この先ずっとお世話になる菩提寺になりますので慎重に選びましょう。
境内にお墓がありますので法事や納骨などの後に移動がありません。本堂からすぐにお墓に行けますので時間短縮にもなります。
住職さんは境内墓地の状態を皆さん把握しています。何か困りごとがあった際もすぐに相談に乗ってくれます。
嶺公園は55.3ha（553,000m2）という広大な敷地に数えきれない程のお墓があります。お彼岸やお盆中の初日（迎え盆）にはお墓参りが集中し、渋滞します。お寺さんも駐車場の状況にもよりますが比較的スムーズです。
市営霊園を買う
市営霊園のメリット
- 草むしり等はある程度は市で管理してくれる
- 整然と並んでいて通路もきれい、ロケーションも最高
- 分譲価格、管理費が安い
- 水道、トイレなどの設備が整っている
まず始めに最低限の管理でも市の方で草むしりなどの手入れをしてくれるので久しぶりに行ってみたら草ボウボウって事がありません。ただし、お墓掃除や草むしりはご先祖様の供養でもあるのでできる限りは行きましょう。
嶺公園は巨大公園内の霊園という事もあり、寂しい感じがしません。晴れた日にはピクニック感覚で季節を楽しみながらお墓参りに行くことができます。
墓地の分譲価格や管理費は立地やお寺さんの意向に準じますので一概には言えませんが、市営霊園の価格は破格とも言えます。お葬式代も様々ですので墓地の代金を節約したい方にとっては大変助かります。この価格が安いという事が最大のメリットでもあります。
市営霊園には水道やトイレなどの設備が所々に設置してあります。特に女性にとってトイレがあるかどうかはポイントかもしれませんね
嶺公園の新規分譲はやっぱり人気！
上記を比較してみると、どちらも良いところがあり必ずしも正解というのはないのかもしれません。
前橋市には嶺町に大きな公園があり、その中に霊園があります。
嶺公園は四季を通じて春には桜、夏には日陰の遊歩道を散策したり（水芭蕉などもあります）水遊び広場、秋は紅葉、冬は。。。あまり行きませんよね。といった具合に様々な楽しみがあり、中でも子ども向けのアスレチック遊具もたくさんありますのでいつでも賑やかな雰囲気です。
現在（令和4年現在）は嶺公園内のFブロックが新規分譲しており（Fブロック以外も購入可能）、すぐにいっぱいになってしまう程の人気ぶりです。
特に今年度より分譲が開始された小規模区画は数が少ない上、人気となっておりますので申し込みはお早めに。
嶺公園をご希望の場合は下記の分譲図を参考に現地に行ってみて、空いている所を第三候補くらいまでチェックするのがおすすめです。
嶺公園墓地購入の条件
人気の嶺公園ですが、誰でも買えるというわけではありません。
いくつかの条件がありますので自分は購入できるのか、事前にチェックしておきましょう。
- 前橋市の住民であること。
- 遺骨を所持していること。
- 他に墓地を所持していないこと。
- 使用許可後3年以内に墓碑等を設置できること。
- 永代使用料等を市が指定する期日までに納付できること。
- 規格にあった墓地を設置できること。
- 申込者本人が必ず使用すること。
以上の条件ですが、まだ遺骨をお持ちでない場合（ご家族内に亡くなった方がいない）は購入できないので注意が必要です。
また、新たに作る墓石に関しては高さ等寸法の制限もありますので墓石を相談する石材店さんに嶺公園を購入予定だということを伝えましょう。せっかく設計した図面も無駄になってしまう可能性があります。
嶺公園新規墓地分譲［最新Fブロック］情報
嶺公園地図
公園内地図
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新規分譲Fブロック区画番号図
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令和4年度から小区画分譲（２.3㎡）もスタート
令和4年度より今までの5㎡より小規模な２.3㎡区画の分譲が開始されました。
この区画は既に外柵とカロート（納骨室）がコンクリート製で施工済なので墓地工事価格をグッと抑えてお墓を所有する事ができます。
リーズナブルにお墓を建てたい方にとってはおすすめの区画になっています。
申し込み手続きは？
現在の最新分譲はFブロックになっており、随時受付しています。
空き番号等のお問い合わせは
前橋市役所８階 建設部 公園緑地課 027-898-6842 になります。
尚、以下の申請書類提出も同様の窓口になります。
購入の申請に必要なもの
- 墓地使用許可申請書（様式第1号（第1条関連））（下記に掲載しています。）
- 誓約書（下記に掲載しています。）
- 埋火葬許可証又は、改葬許可証（許可証の申請者と墓地申込者が異なる場合には、両者の続柄が分かる戸籍謄本が必要になります。）
上記の申請書様式についてはこちら
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少々わかりにくいのですが、最新のFブロックは移転墓地という扱いになります。※嶺公園に登っていく道路の東側全体が移転墓地区画です。
嶺公園 Fブロック 永代使用料と年間管理料
FブロックA型地
間口（幅）2m×奥行2.5m 5㎡
永代使用料：300,000円
年間管理料：3,300円
Fブロック19号地（小区画）
間口（幅）1.5m×奥行1.54m 2.3㎡
永代使用料：200,000円
特別徴収金：113,000円（外柵、カロート造成費）
年間管理費：1,510円
詳細：前橋市ホームページ（嶺公園新規分譲）
墓地のご相談もおまかせ
経験の多い昔からの石材店さんは公園の造成当時から携わっており、地形なども把握していたり霊園内の地盤に関しても知っています。
例えば冬季はここは枯葉の吹き溜まりになるといったところやもありますので墓地選びから相談されてもいいかもしれませんね。
また、墓地選びの後は必然的にお墓本体の相談になってきます。
市営霊園は石の高さや幅の寸法など細かく規則がありますので最終的にどんなお墓ができるのかトータルして石材店さんにおまかせする事もできます。
当店でもできる限りのお手伝いをさせて頂きますのでぜひお問い合わせください。
今回は最新の嶺公園Fブロックに焦点を当てて紹介してみましたが、以前からの他の区画も購入可能です。詳しくはご相談ください。
